書籍紹介

リブロ・サイエンスの書籍


表紙を拡大する

コア・カリキュラム対応            

共用試験対策シリーズ
第3巻・神経(第3版)


ISBN4-902496-38-3
定価:4950円(税込)、B5判、392頁、2色刷
Net CBTアクセス権付
発売:2011年11月
編:リブロ・サイエンス編集部
画:永井恒志(東京大学法医学教室)

  • 平成17年度から本格導入された共用試験対策の問題集です。
  • 復元問題と質の高いオリジナル新作問題(合計248題)を収録。
  • 実際の試験は、コンピュータを使って行われる(CBT;computer-based testing)ため、
        それを模したNet CBTによる模擬トレーニングを付録に付けました。
  • 文部科学省の「医学教育コア・カリキュラム」というガイドラインの全項目に完全に準拠しました。
  • テーマ毎に【ポイント+イラスト+一般問題+臨床問題】の構成。
  • ビジュアルな編集を心がけ、印象的でユニークなイラストによってイメージとして
        疾患概念を捉えられるよう工夫しました。
        →サンプル1(PDF書類、約400k)

Net CBTの特徴

書籍の付録として付けていた模擬トレーニングCD-ROMは、第3版よりインターネットによる新しいサービス”Net CBT”に移行しました。
書籍巻末に綴じ込んであるアクセスナンバーを入力し、ご利用下さい。
ご利用可能期間:次の改訂版(第4版)が発行されてから3か月後まで。
■248問の中から180問(30問×6ブロック)を厳選しました。
■6ブロック目は復元問題です。
■収録された問題は毎回シャッフルされて出題されます。
■書籍の掲載ページを明示してあるので、書籍と連動して独習できます。
■問題を解き終わったら正答率・正解・不正解・未回答問題をすぐに表示。

NetCBTのページへ進む

contents

【構造と機能】

  • 1.神経系の一般特性
  • (1)中枢神経系と末梢神経系の構成を概説できる。
  • (2)脳の血管支配と血液脳関門を説明できる。
  • (3)脳のエネルギー代謝の特徴を説明できる。
  • (4)主な脳内神経伝達物質(アセチルコリン、ドパミン、ノルアドレナリン、グルタミン酸)とその作用を説明できる。
  • (5)髄膜・脳室系の構造と脳脊髄液の産生と循環を説明できる。
  • 2.脊髄と脊髄神経
  • (1)脊髄の構造、機能局在と伝導路を説明できる。
  • (2)脊髄反射(伸張反射、屈筋反射)と筋の相反神経支配を説明できる。
  • (3)脊髄神経と神経叢(頸神経叢、腕神経叢、腰仙骨神経叢)の構成および主な骨格筋支配と皮膚分布を概説できる。
  • 3.脳幹と脳神経
  • (1)脳幹の構造と伝導路を説明できる。
  • (2)脳神経の名称、核の局在、走行・分布と機能を概説できる。
  • (3)脳幹の機能を概説できる。
  • 4.大脳と高次機能
  • (1)大脳の構造を説明できる。
  • (2)大脳皮質の機能局在(運動野・感覚野・言語野・連合野)を説明できる。
  • (3)記憶、学習の機序を辺縁系の構成と関連させて概説できる。
  • 5.運動系
  • (1)随意運動の発現機構を錐体路を中心として概説できる。
  • (2)小脳の構造と機能を概説できる。
  • (3)大脳基底核(線条体、淡蒼球、黒質)の線維結合と機能を概説できる。
  • 6.感覚系
  • (1)痛覚、温度覚、触覚と深部感覚の受容機序と伝導路を説明できる。
  • (2)視覚、聴覚・平衡覚、嗅覚、味覚の受容機序と伝導路を概説できる。
  • 7.自律機能と本能行動
  • (1)交感神経系と副交感神経系の中枢内局在、末梢分布、機能と伝達物質を概説できる。
  • (2)視床下部の構造と機能を内分泌および自律機能と関連づけて概説できる。
  • (3)ストレス反応と本能・情動行動の発現機序を概説できる。

【診断と検査の基本】

  • (1)脳・脊髄CT・MRI検査で得られる情報を説明できる。
  • (2)神経系の電気生理学的検査(脳波、筋電図、末梢神経伝導速度)で得られる情報を説明できる。
  • (3)脳血管撮影検査で得られる情報を説明できる。
  • (4)神経・筋生検で得られる情報を説明できる。

【症 候】

  • 1.運動障害と不随意運動
  • (1)小脳性・前庭性・感覚性運動障害を区別して説明できる。
  • (2)振戦を概説できる。
  • (3)その他の不随意運動(ミオクローヌス、舞踏運動、ジストニア)を概説できる。
  • 2.歩行障害
  • (1)歩行障害を病態に基づいて分類できる。
  • 3.言語障害
  • (1)失語症と構音障害の違いを説明できる。
  • (2)言語障害を病態に基づいて分類できる。
  • 4.頭蓋内圧亢進
  • (1)脳浮腫の病態を説明できる。
  • (2)急性・慢性頭蓋内圧亢進の症候を説明できる。
  • (3)脳ヘルニアの種類と症候を説明できる。

【疾 患】

  • 1.脳・脊髄血管障害
  • (1)脳血管障害(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)の病態、症候と診断を説明できる。
  • (2)脳血管障害の治療とリハビリテーションを概説できる。
  • (3)脊髄血管障害を概説できる。
  • 2.認知症と変性疾患
  • (1)認知症の病因を列挙できる。
  • (2)痴呆をきたす主な病態(Alzheimer型認知症、脳血管性認知症)の症候と診断を説明できる。
  • (3)Parkinson病の病態、症候と診断を説明できる。
  • (4)筋萎縮性側索硬化症を概説できる。
  • (5)脊髄小脳変性症を概説できる。
  • 3.感染性・炎症性・脱髄性疾患
  • (1)脳炎・髄膜炎の病因、症候と診断を説明できる。
  • (2)多発性硬化症の病態、症候と診断を説明できる。
  • (3)脳膿瘍を概説できる。
  • 4.脳・脊髄腫瘍
  • (1)主な脳・脊髄腫瘍の分類と好発部位を説明し、病態を概説できる。
  • 5.頭部外傷
  • (1)頭部外傷の分類を説明できる。
  • (2)急性硬膜外・硬膜下血腫の症候と診断を説明できる。
  • (3)慢性硬膜下血腫の症候と診断を説明できる。
  • (4)頭部外傷の治療とリハビリテーションを概説できる。
  • 6.末梢神経疾患
  • (1)ニューロパチーの病因(栄養障害、中毒、遺伝性)と病態を分類できる。
  • (2)Guillain-Barre症候群の症候、診断を説明できる。
  • (3)Bell麻痺の症候、診断と治療を説明できる。
  • (4)主な神経痛(三叉・肋間・坐骨神経痛)を概説できる。
  • 7.筋疾患
  • (1)重症筋無力症の病態、症候と診断を説明できる。
  • (2)進行性筋ジストロフィーの病因、分類、症候と診断を説明できる。
  • (3)周期性四肢麻痺を概説できる。
  • (4)ミトコンドリア脳筋症を概説できる。
  • 8.発作性疾患
  • (1)てんかん(小児を含む)の分類、診断と治療を説明できる。
  • (2)ナルコレプシーを概説できる。
  • 9.先天性と周産期脳障害
  • (1)脳性麻痺の病因、病型、症候とリハビリテーションを説明できる。
  • (2)水頭症の種類、症候と診断を説明できる。
  • (3)脊髄空洞症を概説できる。
  • (4)二分脊椎を概説できる。