書籍紹介

リブロ・サイエンスの書籍


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コア・カリキュラム対応            

共用試験対策シリーズ
第2巻・循環器(第3版)

ISBN978-4-902496-28-4
定価:4950円(税込)、B5判、412頁、2色刷
Net CBTアクセス権付
発売:2009年9月
編:リブロ・サイエンス編集部
画:永井恒志(東京大学法医学教室)

  • 平成17年度から本格導入された共用試験対策の問題集です。
  • 復元問題と質の高いオリジナル新作問題(合計236題)を収録。
  • 実際の試験は、コンピュータを使って行われる(CBT;computer-based testing)ため、
        それを模したNet CBTによる模擬トレーニングを付録に付けました。
  • 文部科学省の「医学教育コア・カリキュラム」というガイドラインの全項目に完全に準拠しました。
  • テーマ毎に【ポイント+イラスト+一般問題+臨床問題】の構成。
  • ビジュアルな編集を心がけ、印象的でユニークなイラストによってイメージとして
        疾患概念を捉えられるよう工夫しました。
        →サンプル1(PDF書類、約400k)

Net CBTの特徴

書籍の付録として付けていた模擬トレーニングCD-ROMは、第3版よりインターネットによる新しいサービス”Net CBT”に移行しました。
書籍巻末に綴じ込んであるアクセスナンバーよりユーザー登録後、ご利用下さい。
ご利用可能期間:次の改訂版(第4版)が発行されてから3か月後まで。

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contents

【構造と機能】

  • (1)心臓の構造と分布する血管・神経を説明できる。
  • (2)心筋細胞の微細構造と機能を説明できる。
  • (3)心筋細胞の電気現象と心臓の興奮(刺激)伝導系を説明できる。
  • (4)興奮収縮連関を概説できる。
  • (5)体循環、肺循環と胎児循環を説明できる。
  • (6)大動脈の枝を図示し、分布域を概説できる。
  • (7)頭頸部と四肢の主な動脈を図示し、分布域を概説できる。
  • (8)主な静脈を図示し、門脈系と大静脈系の吻合部を説明できる。
  • (9)毛細血管における物質・水分交換を説明できる。
  • (10)胸管を経由するリンパの流れを概説できる。
  • (11)心周期に伴う血行動態を説明できる。
  • (12)心機能曲線と心拍出量の調節機序を説明できる。
  • (13)主な臓器(脳、心、肺)の循環調節を概説できる。
  • (14)血圧調節の機序を説明できる。
  • (15)血流の局所調節の機序を概説できる。
  • (16)運動時の循環反応とその機序を説明できる。

【診断と検査の基本】

  • (1)胸部X線写真と断層心エコー図から心臓・大血管の画像診断を説明できる。
  • (2)心カテーテル検査(心内圧、心機能、シャント率の測定)と結果の解釈を説明できる。

【症 候】

  • (1)喘鳴の発生機序と原因疾患を説明できる。

【疾 患】

  • 1.心不全
  • (1)心不全の定義と重症度分類を説明できる。
  • (2)心不全の原因疾患と病態生理を説明できる。
  • (3)左心不全と右心不全の診断を説明し、治療を概説できる。
  • (4)急性心不全と慢性心不全の診断を説明し、治療を概説できる。
  • 2.虚血性心疾患
  • (1)安定狭心症(労作性、冠攣縮性)の病態生理、症候と診断を説明し、治療を概説できる。
  • (2)急性冠症候群(急性心筋梗塞、不安定狭心症)の病態生理、症候と診断を説明し、治療を概説できる。
  • 3.不整脈
  • (1)主な頻脈性不整脈(期外収縮、WPW症候群、発作性頻拍)の心電図上の特徴を説明できる。
  • (2)主な徐脈性不整脈(洞不全症候群、房室ブロック)の心電図上の特徴を説明できる。
  • (3)致死的不整脈の心電図上の特徴を説明できる。
  • (4)不整脈の治療(抗不整脈薬、電気的除細動、ペースメーカー療法)を概説できる。
  • 4.弁膜症
  • (1)主な弁膜症(僧帽弁疾患、大動脈弁疾患)の病因、病態生理、症候と診断を説明し、治療を概説できる。
  • (2)感染性心内膜炎の病因、症候と診断を説明し、治療を概説できる。
  • 5.心筋・心膜疾患
  • (1)心筋症と特定心筋疾患の定義・概念と病態生理を説明できる。
  • (2)心筋炎の病因と症候を説明できる。
  • (3)急性心膜炎の症候を説明できる。
  • (4)心タンポナーデの病因と診断を説明し、治療を概説できる。
  • 6.先天性心疾患
  • (1)主な先天性心疾患(心房中隔欠損、心室中隔欠損、動脈管開存、Fallot四徴症)の病態生理、症候と診断を説明し、治療を概説できる。
  • 7.動脈疾患
  • (1)動脈硬化症の危険因子、病態生理と合併症を説明できる。
  • (2)大動脈解離と大動脈瘤を概説できる。
  • (3)閉塞性動脈硬化症とBuerger病を概説できる。
  • (4)大動脈炎症候群を概説できる。
  • 8.静脈・リンパ管疾患
  • (1)深部静脈血栓症の病因と症候を説明し、治療を概説できる。
  • (2)上大静脈症候群の病因と症候を説明できる。
  • (3)下肢静脈瘤を概説できる。
  • (4)リンパ浮腫の病因を列挙できる。
  • 9.高血圧症
  • (1)本態性高血圧症の疫学、診断、合併症と予後を説明し、治療を概説できる。
  • (2)二次性高血圧症の病因を列挙し、診断を説明し、治療を概説できる。